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【足のお勉強⑨】柔軟な足と強固な足

重心が足の裏でやや内側(親指側)にある状態が「柔軟な足」3本の足のアーチを効率よく使用することが可能で、地面と足の間に発生した衝撃を吸収する役割があります。

逆に重心がやや外側(小指側)にある状態を「強固な足」で3本の足のアーチを引き上げ、足の剛性を高めることにより、力強く地面を蹴り出すことが出来ます。通常人は、この「柔軟な足」と、「強固な足」を上手に変化させ、効率的な歩行運動を可能にしているのです。また、歩行していない状態(両足でまっすぐ立っている状態)では、柔らかい足と硬い足の中間を保てる事が重要です。これを中間位といいます。

もし、あなたの足が直立姿勢で中間位が保てなく、親指方向に重心が傾いていれば、「柔らかすぎる足」①となり歩行中蹴り出す力が不足しがちになります。小指方向に重心が傾いていれば「硬すぎる足」②と判断でき、歩行中地面との間に発生する衝撃を吸収することが出来づらくなります。

①軟らかすぎる足

②硬すぎる足

個人によりその現れ方は様々です、両方の足が内側加重または外側加重、左右で内側加重または外側加重である場合もあります。更に足の前方と後方でも内外の重心差がある場合もあり、判定には細心の注意が必要です。

どちらにしても、両足で直立している状態でこれらの現象が現れることは、より足の機能を要求される歩行時に何らかの不具合が発生することを示唆するものです。

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