【足のお勉強⑯】余談ですが
以前アフリカのブルキナファソという国の話を、その国に住む友人から聞かされました。
毎日の水汲みは女性の仕事で、水を満載した大きな瓶(約30kg)を頭に載せて、陽気におしゃべりをしながら往復一時間の道のりを歩行運搬するそうです。この国では幼少の頃から荷物は手に持たず、頭の上に載せて運搬する習慣があり、雑巾一枚でも頭に載せてるのが常だそうです。
興味深いことに、その国の女性の首は細く長く、身体全体がすらりとして美しく力強いそうです。もちろん外反母趾も皆無だそうです。頭の上の荷物を安定して運搬させるため、身体の衝撃吸収性と剛性を身に付け背骨の中心軸回転運動の効率性を日々トレーニングされた結果が、プロポーションの美しさを作り上げたのでしょう。言い換えれば、バランスのとれたプロポーション、健康的な身体を、ヒトは本能的に美しいと思うのかも知れません。
柔軟性と剛性をうまく両立させる、このことは現在日本の環境で達成することは、簡単では無いのかも知れません。