睡眠の質を高めよう①
こんにちは。
このご時世、免疫力をあげたいという方、たくさんいらっしゃるのではないでしょうか。
免疫力をあげるには食事、運動、そして・・・睡眠 がとても大事です。
睡眠がちゃんととれていないと免疫力が低下し、風邪や病気にかかりやすくなってしまいます。
眠るという行為は誰もがおこなっていること。睡眠中に免疫力を高められたらこんなに良いことはないですよね。
睡眠には
- 脳を休める
- 細胞を修復
- 記憶の情報を処理
- 新しい血液をつくる
- 免疫力アップ
といったように素晴らしい効果が秘められています。
一般的に理想の睡眠時間は一日7~8時間といわれています。
しかし、帰りが遅かったり、家事をこなすうえでこの睡眠時間をクリアするのはなかなか難しいことです。
また、いくらちゃんと睡眠時間が取れていても質の悪い睡眠をとっていたら意味がありません。
免疫力アップの為には睡眠時間よりも睡眠の質のほうが大事だといわれているんです。
そこで今回はホルモンの観点から、免疫力を高める質の良い睡眠方法をご紹介していきます。
〈睡眠ホルモンメラトニン〉
睡眠の質を上げるにあたってメラトニンというホルモンがとても重要になってきます。
メラトニンの働き
- ストレス緩和
- 免疫力アップ
- コレステロール値や血圧を下げる
- がん予防
- うつ予防
メラトニンはストレス緩和ホルモンです。
起きてから14時~16時間後に分泌されはじめ、夜中の2~3時頃にピークを迎えます。
メラトニンの分泌は主に光によって調整されます。
朝日を浴びて、日中はしっかりと活動し、夜眠りにつく。ヒトが自然に行っていることですが、これがメラトニンの分泌を促しているのです。
メラトニンが正常に分泌されているひとは睡眠の質もいいという事ですね。
それを踏まえたうえで質の良い睡眠をとるにはどうしたらいいかを考えると、やはり光のコントロールが大事なのだということがわかります。
〈光のコントロール〉
①朝日を浴びよう
大事なのは朝と夜に浴びる光の差。
朝日を浴びることでメラトニンの分泌は抑制され、日中は集中して生活することができます。
朝起きたときの行動ひとつでその日の睡眠の質が変わってくるのです。
②寝る前のテレビ、スマホ、パソコンを控えよう
スマホやパソコンは強い光を発しています。この光を寝る前に見てしまうと、メラトニンの分泌が抑制されて覚醒してしまいます。
寝る1時間前、少なくとも30分前には使用を控えたいところです。
夜眠るということは一日のゴールではなく、スタートなのです。
細胞の修復をしたり、記憶を定着させたり、睡眠中の体は次の日も正常に動けるよう、すでにスタートしています。
一日のスタートをより良くするためにも睡眠の質を高める行動を心掛けていきましょう。
次回は体温の関連から睡眠の質を高める方法をご紹介していきたいと思います。
依田美智瑠